ゴルフの最も大事な基本とは?ベンホーガンのモダンゴルフを読んで①
ゴルフ界の伝説的なプレーヤーであるベン・ホーガン。
彼の残したこれまた伝説的名著で、今でも語り継がれている”モダン・ゴルフ”
それは出版から半世紀以上たった今でも読んでためになる名著だった。まず、序文~ゴルフの基本についてというわずかなページの部分だけでもメモが止まらない中身の濃いものだった。
モダン・ゴルフを手に取ったわけ
モダン・ゴルフは1950年代、つまり今から半世紀以上前に出版され、今もなお語り継がれ、多くのプレーヤーに影響を与えている・・・らしい。
ぼくは、リアルタイムで見たことがないし、ピンとこない。ゴルフといえばタイガーウッズの世代だ。ゴルフを始める前にはせいぜい、ジャックニクラウスの名前を聞いたことある程度だった。
正直、半世紀以上前と今ではクラブも全然変わっていて、ベン・ホーガンの理論は現代のクラブには合わないとも聞いたことがあり、書店にいろいろなゴルフ本が置かれている中、あえて手に取ることがなかった。
しかし、現在世の中にあふれているどのゴルフ本を読んでも、本当のゴルフの基本について書かれているのだろうかと思うようになった。
言い方は悪いが、日本で、しかもツアーで活躍したことがあるわけでもないレッスンプロが独自の理論を謳っているが、それは本当なのだろうかと疑問を抱く。もしかしたら、ゴルフには確固たる基本が存在し、それをいろいろな言葉で翻訳しているだけなのではないか。
そう考えると、長年語り継がれ、いまだに書店にならんでいるモダン・ゴルフを読むことは有意義なのではないかと思うようになり、ついに手に取ることにした。
モダン・ゴルフの構成
モダン・ゴルフはそれぞれ、
ゴルフの基本について
Lesson1:グリップ
Lesson2:スタンスとアドレスの姿勢
Lesson3:スウィングの前半
Lesson4:スウィングの後半
Lesson5:まとめと復習
という構成になっている。
わずか数ページの”ゴルフの基本について”に大事なことが詰まっていた
ベン・ホーガンは”ゴルフの基本について”において、”正しい軌道で反復することができるスイング”が大事だと述べている。これは”型”としてスイングを覚えることを指しているのではないだろうか。
ベン・ホーガン自身の過去を振り返り、スーパーショットと呼ばれるシーンにおいて、そのスーパーショットは幾度となく練習し打ってきた球だと述べている。決して重要な場面で初めて打つようなミラクルではなく、プレッシャーのかかる中で今まで練習し、打ってきた球を打つことが重要だと。そして、それはアマチュアでも同じことなのだ。
練習でできないことは本番ではできない。
練習でいかに具体的な自分の打球の弾道をイメージしながら練習し、それを再現するように意識することが大事なのか。そのことをわずか数ページの文章から痛感させられた。
各Lessonを読む前に
ベン・ホーガンは正しい動きを学ぶことはぼくらが考えているより10倍やさしいと述べている。この5つのレッスンで強調しているポイントを練習すれば80台70台のスコアで回れるようになると。(本当?)
正しい動作を阻害する多くの誤った動作を抑えることができれば、とも書いてあるが。
とにかく、理論として確かめることができ、想像や推量に任せておくわけにはいかない基本を書いたと。
これから読み進めるにあたり、具体的に何をすべきかをしっかり考えながら、場合によってはクラブを握りながらその”基本”を習得していきたいと思う。