スノーボードで腓骨筋腱炎を発症し完治するまでの話
腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)
聞きなれない言葉じゃないですか?少なくともぼくはこう診断されるまで知りませんでした。
腓骨筋とは足首からふくらはぎにかけてつながっている筋肉で、早い話その部位の腱鞘炎になったということです。
キーボードを打ちすぎたり、音楽だったらドラマーやベーシストが手首の腱鞘炎で苦しんだってニュースをたまに聞いたことがあります。ぼくの好きなGRAPEVINEというロックバンドの西原さんというベーシストが腱鞘炎で活動休止をしたりしていたのを思い出します。
では、なぜその足首の腱鞘炎になってしまったかということですが、原因が正確にはわかっていないのです。ただ、時期的に負荷をかけたのがスノーボードくらいしか心当たりがなかっただけ。
ちなみに腱鞘炎が発症したのは左足です。スノーボードの数日後、仕事中に事務所を歩いていた際に、強烈な痛みが突然襲ってきて歩けなくなりました。一見仕事中に痛めた労災に見えるのですが、時間差で発症することもあるらしいです。
本当に足を引きずりながらでしか歩けなくなり、周りの目もあるので上司に相談して帰宅。病院にて”腓骨筋腱炎”と診断されました。そのうえで1週間有休をもらい、家でなるべく歩かないようにして安静にしました。
当然、腱鞘炎ですからその程度で治るわけもなく、足首サポーターを買って固定して運動を控えました。仕事がら毎日1万歩以上歩くので、なかなか治りは遅かったです。
本当にすぐ治すには、ギプスをして1か月くらい安静にしないといけないらしいです。ですが、日常生活において足首を全く動かさないで安静にし続けることは困難です。ここからだましだまし生活を続けなければいけませんでした。
当然スノーボードはいったん禁止。日常生活でも左足に体重をかけると痛みが走ったのでできるわけがない状態でした。
3か月くらい経つと、普段歩いている分には痛みがなく、簡単なジョギング程度はできるくらいには回復。
半年経つ頃には、フットサルのような強度の高いストップ&ゴーができるようになりました。
しかし、足首の鈍痛とふくらはぎの違和感は消えることはなく、次のスノーボードシーズンを迎えたわけです。
ここで、スノーボードでなぜ腱鞘炎を発症したのかを改めて考えました。どうやら発症前の最後のボードの日、どうもブーツの固定がゆるくてしっくりこないのに、億劫がってそれを直さず長距離滑ってリフトの乗り降りを繰り返したことが直接的な原因ではないかという結論に達しました。
きちんとブーツを固定していなかったため、左足でボードの荷重や滑る際の衝撃をすべて左足首で受けてしまっていたようなのです。
以上の反省から、これ以降ブーツをがちがちに固定するようにしています。お金に余裕があるなら、自分の足に形状を合わせることができるブーツ(高いですが。。。。)に買い替えたほうがいいんですけどね。
がちがちに固定した甲斐があって、大した痛みもなく滑りきることができ、再びスノーボードを楽しむことができるようになりました。
それでも、ふくらはぎの違和感が完全にとれるまで2年かかりました。
運動をする際は、きちんと準備運動をして、道具をただしい使い方をしないとケガをするという反省をすることになった話です。
これに懲りずにゴルフでほかの部位をケガを数年後にするわけですが。